この大会を通じて、選手が成長したと感じる部分はどんな部分でしょうか?
大会を通して、選手たちの粘り強さやメンタル面の大きな成長が見られた。特に、思い通りにならない試合展開でも、下を向くのではなく互いに声を掛け合い、チーム全体で気持ちを立て直す姿が目立つようになった。失点直後には、以前は動きが止まりがちだったが、今では「ここから」「まだいける」という前向きな言葉が自然と生まれ、プレーの質も落とすことなく戦い続けることができている。
また、苦しい時間帯こそ走り切り、体を張り、最後まで相手に食らいつく姿勢が定着してきた。結果だけでなく、逆境の中で“何ができるか”を考えて行動できるメンタリティが養われており、これはリーグ戦という長期間の戦いを通して得た収穫であったと感じる。
2025 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16の目標をお聞かせください!
全国の強豪と戦うことで、選手としてもチームとしてもさらに成長することを目標にしています。その中でも、結果にこだわりながら戦いたいと思います。
今年度のルーキーリーグを振り返って。どんなシーズンでしたか?
今年のリーグ戦は、開幕当初、勝ちきれない試合が続いたが、試合を重ねるごとに選手一人一人が役割を理解し、チームとしてのまとまりが生まれていった。苦しい時間帯でも声を掛け合い、失点後も粘り強く戦い抜く姿勢が定着し、90分間戦い続けるチームに変化した。その積み重ねが実を結び、東海ルーキーリーグで初めて優勝を成し遂げ、全国大会の切符をつかむことができた。東海ルーキーリーグ初優勝という経験は、間違いなく次のステップへ向かう大きな自信となった。 初出場という未知の舞台に挑む中で、選手たちは自信と課題を同時に得る貴重な経験になると思うので、1戦1戦大切に戦っていきたい。